938人のアンケート結果から導き出された復縁の可能性を細かく分析!復縁が失敗する理由をはじめ、成功率を高めるために冷却期間に何を改善すればよいのか見えてきます。
目次
938人の生データから見る実際の復縁の可能性
28歳から38歳の一般の男性938人に復縁についてのアンケートを調査したところ、ヨリを戻したことがあるのは僅か21%。このデータから自分ひとりの力でやろうとすると、現実は相当厳しいことが分かります。
アンケート結果(26歳から35歳の一般の男性938人)
元カノとヨリを戻したことがありますか?
- ヨリを戻したことがある 21%
- 復縁を断った 43%
- 別れたあとは連絡を取っていない 24%
- 都合の良い関係を維持している 9%
- その他 3%
ここで注目したいのが、断られた43%と都合の良い関係の9%の計52%です。別れた後の言動や男性心理を理解していれば成功していたかもしれない数字だからです。万が一、やってはいけないNG言動をしてしまってるなら、直ぐにリカバリーしないと復縁の可能性は限りなくゼロに近づきます。
復縁を断った理由は
- 性格や価値観が合わなかった 46%
- 結婚を考えられる相手ではなかった 28%
- 同じことの繰り返しになるから 19%
- 他に好きな人ができた 3%
- その他 4%
断った理由からも分かるように別れの原因となった性格や価値観など改善しないで、ヨリを戻そうすると復縁の可能性はゼロに近いことがデータから分かります。適当な人やせっかちな女性は、その場しのぎで誤魔化そうとして失敗します。
復縁の可能性を高めるには小手先のテクニックだけでなく、性格改善なども含め総合的に対策する必要があります。
元カノのどんな性格が別れの原因になりましたか
- だらしない
- せっかち
- ネガティブな考え方や発言、行動が多い
- 短気
- 嫉妬深い
- 考え方や行動が適当
- 優柔不断で人任せ
- 依存体質で一緒にいて疲れる
- 見かけばかり気にして中身がない
- 自己勝手・わがまま
- 口先ばかりで信用できなくなった
皆さんはいくつ当てはまりましたか?ほとんどの男性は一つだけでなく複数記述しています。一つのマイナス要因は複数の要因と複雑に絡み合っているので、根本的な問題を無視してヨリを戻そうとしているなら復縁の可能性は限りなく低いと言えます。
ある行動を習慣化させるには、平均して66日間かかると言う研究データがあります。もし冷却期間を少しでも短くしたいと思っているなら、それを踏まえて行動に移さないと冷却期間が無駄に延びる結果になります。復縁の可能性を高めたいなら、自分に都合の良い解釈を捨て行動に移すことが大切です。
結婚を考えられなかったか理由は
- 性格・価値観の違い
- プライドが高すぎる
- 思い込みが激しい
- 年収やお金にうるさい
- 結婚の話ばかりでウンザリした
- 親離れしていなかった
- 夜の営みがマンネリ化していた
- 一緒にいて疲れる存在だった
- 喧嘩が多く疲れてしまった
- 気が強くて結婚は考えられなかった
- 年のわりに言動や考えが幼稚
ほとんどが性格や価値観に関する内容が多いのが分かります。復縁の可能性を上げるためには、性格と価値観を改善するの最重要課題になります。これはSVR理論といって出会いから結婚に至るまで3つのステージがあり、S(刺激)の出会いに相当し、R(価値観)の交際中、V(役割)の結婚後です。つまり、それぞれの段階で求められるものが全く違うのです。
V(役割)に近づけば近づくほど復縁の可能性が低いので、万全の体制で臨まなければいけません。
別れた後に自ら連絡を取りたいと思いましたか
- 思わない 82%
- タイミング次第 7%
- 思った 6%
- その他 5%
別れを決断した後は、考え方がブレていない人が多い結果となりました。このことから一つ一つのアプローチは、戦略を練って望まないと復縁の可能性が低いことが分かります。つまり感情的な言動や思い付きの行動は、リスクが高く状況を更に拗らせる原因になってしまいます。
都合の良い関係から彼女に昇格させる気はありますか
- ない 94%
- わからない 4%
- その他 2%
別れた後に都合の良い関係になってしまうと、そこから抜け出すことがいかに難しいかが分かる結果になりましたね。これは、ヨリを戻すよりも都合の良い関係を維持するメリットが大きいために起こります。これを心理学では現状維持バイアスと言って、よほど強い動機付けがない限り現状を維持しようとするので、冷却期間の言動を見直し対策を練り直さないと復縁の可能性はゼロに近くなってしまいます。
「同じことの繰り返しになる」を掘り下げて考察
元カノの内面が変わらないことを前提と見切りをつけていることが分かりますね。確かに現状のままでは復縁の可能性は低いですが、あなたの性格や価値観を変えることによって復縁の可能性は高くなります。
これは意外性が人の認知にどのような影響を与えるかという研究で明らかになっていて、相手が理解できるくらい大幅に変わると評価が大きく変わりやすいのです。
その心理プロセスは、刺激→驚き→原因帰属→感情認知(+,-,中立)となります。ポイントは原因帰属で「新情報」「予想とのづれ」「期待とのづれ」に3つに分類され、それぞれにポジティブなイメージを植え付ければ感情認知が大きなプラスに転じるのです。
ただし、逆に作用すると大きなマイナス効果になるので復縁の可能性は大幅に下がるデメリットもあります。
他に好きな人ができた・新しい彼女ができた
今すぐヨリを戻そうと考えているなら復縁の可能性はほぼゼロに近いです。アメリカの心理学者スタンバーグは、愛情の三角理論で、「親密性」「情熱性」「コミットメント」で構成されると提唱しています。親密性は感情的要素、情熱性は身体的・性的つながりへの欲求の強さ、コミットメントは存在価値を意味します。
つまり、恋愛初期段階では相手の欠点が見えていないため、これら3要素の結びつきが非常に強い状態にあるのです。そのため、今すぐヨリを戻そうとしても復縁の可能性はが低いのです。また強引に引き裂こうとすればするほど結びつきを強固なものにするので、冷却期間をしっかり置かないといけません。
もしあなたが復縁したいと思ったらどうしますか?
- 自ら連絡する 84%
- それでも連絡しない 9%
- 連絡を待つ 5%
- その他 2%
8割近くの男性が自ら連絡すると答えたことから分かるように、恋愛感情が接触回数に影響を与えることは研究で明らかになっており、愛情が増すと接触回数が増えます。つまり元彼は受け身でなくなるということです。
別れた後の元カノからの一方的な連絡は、繋ぎ止めているだけであって復縁の可能性を高めている訳ではありません。むしろ過度な連絡は更に状況を悪化させたり、嫌われる可能性さえあります。
もし元彼が常に受け身の状態であるなら、そのやり方は間違っているので新たな手段を考え、復縁の可能性を高めた方が良いかもしれません。
別れ方で復縁の可能性は変わるのか?
別れ方で復縁の可能性を変えることはできません。これは印象形成による影響があるためで、関心が無い相手には最初の印象が全体の印象を決定づけます。これを初頭効果と呼びます。付き合いはじめと違い、別れる直前は興味・関心を持たれていません。そのため初頭効果が有効とされるのです。
よく復縁ブログなどで親近効果を根拠に別れ方が重要だ!と書かれていますが間違いです。親近効果は対象物に関心がある場合に有効であり、そうでない場合は影響を受けません。よって別れ方によって復縁の可能性が高くなるということはありません。
復縁の可能性は恋愛占いやタロットで当たるのか
占いやタロットの力で復縁の可能性を高めたり診断することはできません。ではなぜ占いやタロットが当たるように感じてしまうののでしょうか。それはコールドリーディングという話術を使って、人の心を読み取ることができると信じ込ませるからです。典型的なパターンは探りを入れる質問から始まります。
更にバーナム効果と言って誰にでも当てはまる一般化された内容を、自分に当てはまると思ってしまうのです。また占いやタロットを信じている相談者は、確証バイアスという認知の歪みが影響して自分が信じていることに対して都合の良い情報だけを集めてしまう特徴があるのです。
占いやタロットを趣味の程度で一喜一憂するのは問題ありませんが、占いで復縁の可能性を診断したり高めるなんてことはできません。※参考公益社団法人日本心理学会 占いが当たっているように感じるのはなぜ?
復縁の可能性を高めるためにやるべきこと
アンケート結果をみると如何に復縁の可能性が低いかが確認できたと思います。復縁できない人は結果だけを求めた行動に走りがちです。成功率を上げるには冷却期間に何をするかが重要になってきます。
- 元彼が復縁に求めるものがあるとすればそれは何か
- 何をいつまでにどんな方法で改善するか
- どのタイミングでアプローチを開始するか
- どんな戦略で攻めるか
- 有効な手段は何か
上記はほんの一例に過ぎませんが、復縁の可能性を上げるためには絶対条件です。問題の本質から逃げていてはヨリを戻すことはできません。また気づいても頭の中で理解するだけだったり、思っているだけでは解決はしません。
- 根本的な原因に気が付く
- 現実から目を背けずそれを受け入れる
- 行動に移し改善する
- それを継続して実践する